柄作成までの流れ
①お客様からの依頼
お客様(主にブランドデザイナー)から柄作成の依頼を受け取ります。その際にモチーフ(花や動物)の参考図も一緒に送って頂ければ、柄作成の際によりイメージがしやすくなります。
また当社では数多くの柄サンプルを展示しておりますので、柄作成の参考にと当社までお越しいただくこともできます。
そこでイメージが決まれば、直接柄の打ち合わせをさせて頂きます。

②図案作成
頂いた依頼内容をもとに図案を描きます。多色の糸使いの場合は配色図も一緒に作成します。(図案は柄全体だけではなく糸の入り方・方向のイメージも含めて描きます)
その後、お客様とのやり取りを経て図案を完成させていきます。

③ドラフト作成・パンチング
エンブロイダリーレース機で刺繍するためのデータを作成します。
まず完成した図案を6倍に拡大し、刺繍のステッチ(糸の縫い目)を書き込む「ドラフト(製図)」というものを作成します。
それができたら、実際に針を通す箇所1つ1つをマウスを使ってコンピュータに入力する「パンチング」という作業に移ります。

④サンプル作製
パンチングデータを見本用の機械に読み込ませてサンプルを作成します。
それをお客様に送り、柄出しやイメージを見てもらいます。
お客様からOKを頂いたら本生産に入ります。

⑤本反加工・後加工
生産用の刺繍機で着分作製・本反加工を行います。
刺繍されたレースは糸切れ等による欠点が無いかを検査され、見つかった場合はミシンで補修します。
最後にシャーリング(モチーフ間を渡っている糸を機械や手内職によるハンドカット)を経て柄生地完成です。
